ビタミンC
ビタミンCについて
水溶性ビタミンの一種で、アスコルビン酸のことを指します。
人間の場合、体内での合成ができないので、もっぱら食事によってしか補給ができません。
L体とD体がありますが、体内で利用できるのはL体だけと言われています。
様々な局面で利用されるビタミンで、もっとも利用頻度が高いと言われており、タンパク質の合成や分解にも数多く関わっています。
とくに血管外壁を作るタンパク質(コラーゲンベース)の合成時によく使われ、不足すると血管壁がもろくなると言われています。
またストレス状態の時、たくさんのステロイドホルモン(特に副腎皮質ホルモン)が分泌、代謝されますが、この合成、分解にも深く関わっていると考えられています。
薬物代謝の主役、シトクローム類もビタミンC無しでは十分に働けず、もしアスコルビン酸が不足した状態で薬を飲むと体に大きな負担となります。
かように大活躍のビタミンCですが、意外と不足気味になっている人も多く、また逆に過敏に反応してしまい、体内にとどめておけないタイプのヒトも見かけます。
大量摂取もほとんど問題なしとされていますが、一部がシュウ酸に変化するなど、腎臓周辺に問題を起こす可能性も指摘されています。
いずれにしてもサプリメントなどで取る前に、最低でも筋力検査によるチェックが必要であると考えます。