越田治良院へようこそ あなたのココロとカラダをリセット

マグネシウム

FrontPage
戻る

マグネシウム

ここ最近気に入っている飲料水にゲロルシュタイナーという、ドイツ産の炭酸水があります。
生協なんかでも売られていますが、炭酸水好きの私としては久しぶりのヒットだなと満足しております。
このゲロルシュタイナーに「マグネシウム 50mg」という表記があります。
他の炭酸水にはあまりない、と言うかあってもカルシウムの含有率が高すぎたりと、なかなか手が出ないのですが、これくらいならOKかなと思える量なので、マグネシウム不足になりがちな私としては貴重な飲料水ということになります。

元素記号Mg、原子番号12の金属元素で、私達の体にとても大きな影響を及ぼすものです。

成人男性でおおよそ体重の0.05%程度が貯蔵されているといわれています。
多くは骨の中にあり、次に筋肉に多く存在しています。
その全てがわかっているわけではありませんが、生体内においてはエネルギー産生に強く関わっていることが判明しています。

体内ではカルシウムイオンやリンと拮抗状態にあり、マグネシウムカルシウムの比率は心疾患の発症率と関わっていると考えられています。

マグネシウムビタミンDによって吸収が促進されるという、カルシウムと似た性質があります。
競合状態にあるせいか、カルシウムやリンによって吸収が阻害されます。

酸化マグネシウムという物質は軟下剤としてよく使われますが、本態性高血圧にも有効であるとの説もあり、カルシウム拮抗剤として降圧作用があるとも言われています。
またインスリン分泌に関わる反応にも関与しており、糖尿病あるいはその前段階で投与するべしとする専門家もいます。

過剰症としては重度の腎障害においては大量投与が大変危険とされています。
またカルシウムの吸収と競合することから、カルシウム不足が循環器系に重篤な状態をもたらしうるとされています。

一時にがりダイエットというのが流行り、このときにその実践者に大きな問題を起こしたことから廃れました。
おそらくはにがりの主成分である塩化マグネシウムの過剰摂取によるものと考えられています。

マクロビオティックによれば、マグネシウムは陽性の元素であり、その食養的な効果としては緩んだ組織を引き締めるものと考えられています。
またその腎臓への影響も言及されており、取りすぎは腎膀胱経の実を過ぎ(エネルギー過剰状態)、閉まりすぎが招く陰への移行を起こすといわれていました。

何度も書きますが、ミネラル摂取において求めら得るのはバランスです。
過剰摂取はリスクばかりが高くなり、良いことはあまりありません。

そのことを念頭に置いて十分な注意をしながら摂取することが肝要です。

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL.

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional