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マクロビオティック 9

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マクロビオティック 9

ここで少しマクロビオティックと治良の関連性について考えてみます。
一見なんの関わりもなさそうなこの二つですが、私は以下の点で“仲間”であるとみています。

自律神経系の働きが正常になるよう方向付ける。
自律神経系とは(繰り返しになりますが)、人体制御の要の一つとなるシステムで、さまざまなパートが協調して働くからこそ中枢部分も正常な状態を保てるわけです。
そもそも神経系は必要な命令を出しますが、それは末梢から上がってくるレポートを元にフィードバックを起こす形で行われるものが少なくありません。
つまり各パーツが正常範囲で「働けない」時、そのレポートも無茶なものが上がってくるので、当然神経系も最適化を行える訳ではありません。

逆に自律神経系が正常範囲で働く(と評価した)とき、それは各パーツが完全ではないにしろ協調状態にあり、全体として回復モードにあることを示しているわけです。
もちろん色々細かい補正が必要なこともありますが、概ねそれ以上手入れを行わなくても症状も状態も安定してゆく傾向にあります。
マクロビオティックにおいても症状の変遷ばかりに気をとられていると、陰陽のバランスの綱引きからなる回復ポイントに誘導し損なうことがあると聞きました。
そしてそれは独自の診立てもあるでしょうが、カラダに表れる指標の場合(当然ですが)自律神経反射に基づくものであると私は考えています。

次に独自の世界観、人体観を形作っていること。
門外漢からすると詭弁を弄するがごとく聞こえる陰陽論ですが、これはこれで現実とそれほど大きくずれることなくフィットしています。
私の提唱する「治良観」もそれに基づいて結果を出しているという確信はあるものの、それがどのようなメカニズムであるのか説明することはきわめて困難です。
ある種自己完結と言われかねないものですが、自営業はそれだけでは成り立ちません。
結果が出ないとき、現実と理論(もしくはアプローチ)の間のずれを修正する必要に迫られます。
現実をねじ曲げることができない以上、それは自分の内部で構築されているものを壊したりつぎはぎしたりして達成されなければなりません。

多くの学問的評価などにさらされる機会が少ないので、自ずと限界はあります。
しかし現実との整合性を持つため、自らのドグマ(中心的考え)を考え直すことも時にはする。
こういったところは共感を持っています。

マクロビオティック 10

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