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マクロビオティック 10

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マクロビオティック 10

9では少し話が脱線しましたが、また陰陽のお話に戻します。

8では陰性食品について少し書きましたが、これをもう少し書き連ねてみます。
普通に考えるとき、陰性という体を冷やす食べ物は“これを必要とする”所や時期にできるものとなります。
つまり暖かい土地、暖かい季節にできるものが原則陰の性質を持っているというわけです。
果物、特に南方でできたり夏の暑い盛りに収穫されるものは概ね陰性が強く、体を冷やす作用も強いと考えてよいでしょう。
具体的にはバナナ、マンゴー、パイナップルなどはその代表で、リンゴやミカンなどは果物の中でもやや陰性度の弱い位置づけとなります。

野菜で言うと夏野菜であるキュウリやなす、トマトはもっとも陰性が強く、大根、にんじんなどの根野菜と呼ばれるグループは陽性側に分類されます。
穀類では米を中庸位に、麦やトウモロコシが陰性側、稗は陽性側に振り分けられています。
アルコールなどは陰性であるすっぱいを通り越して辛いに入り込んでいるので当然極陰性。
私の大好きなコーヒーも陰性度の強い飲み物としてあまり歓迎されない傾向にあります。

これらを常食しているとあっという間に体が冷えて、動くのがおっくうになるのは「ある程度」本当です。
ある程度、というのは体質や時期、状況によって体の反応が一様ではないからです。
暑い時期に陽性体質の人が冷えるものをほしがるのは当たり前ですし、そうでなければあっという間にまいってしまいます。
逆に水分の多い、やや太り気味で冷えやすい人が寒い時期にこれらをたくさん食べるのはきわめて危険であると思います。

最近陰陽両極端を大量に摂取する傾向が強いようです。
つまり見た目のバランスはとれているものの、生理的な振れ幅が大きく、収束も容易ではないために起きる不具合が後を絶ちません。
毎日だと嫌気も差しますが、ややつつましい和食というのを週に一、二回取り入れてみることを提案いたします。
それだけで消化器系、代謝系に余裕が生まれ、いろいろな変化を感じるきっかけとなるでしょう。
是非お試しください。

マクロビオティック 11

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