炭水化物について4
炭水化物について4
もう一つ特徴的なのは、タンパク質や脂肪分に比べてアレルギー様の反応が少ないと言うことです。
無いわけではありません。
が、他の栄養素、特にタンパク質に比べると少ないのです。
またクリティカルな反応を起こすアナフィラキシーショックも少なめであるようにわたしには思えます。
それだけ体に対しての親和性が高いのだろうと推測します。
その理由についてはまた勝手な推測ですが、おそらくその親水基の数にあるのではないかと思われます。
脂肪やタンパク質に比べて水酸基(OH)という、水になじみやすい分子の割合が多く、水分をたくさん抱えている人体にとって非常に効率のよいものなのだろうと思うわけです。
また、脳というグルコースしかエネルギー源にしない臓器の発達も無関係ではないと考えられます。
燃え残り(煤)が出にくく、エネルギー源としての効率がよい、そんな炭水化物は私たちの健康を考える上で、切り離すことのできない栄養素であると言ってもよいでしょう。