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マクロビオティック 2

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マクロビオティック 2

まず謎の陰陽論から。

古代中国の太極思想、つまりすべてはそこから生まれそこへ還る、という考え方があります。
イメージ的には無限に拡がる無色透明なところが太極だとすると、そこからやや限定されて濃厚になり色の付いた部分が陰陽の領域、という感じでしょうか。
それがさらに濃密になっていくといずれ物質になると考えられていました。
そしてそれはいずれまた分解され希薄になり太極へと戻り、その循環を永遠に繰り返す。
太極思想とはおおざっぱに説明するとそうなります。

もちろん太極は私たち人間が意識的にどうこうできるものではなく、せいぜい陰陽のレベルになってその法則の一部を理解することが可能になるとも考えられています。
何となく古代神道の考え方にも通じるところがありますが、当時の知見では世界をそう捉えるしか無かったのかも知れません。

さて問題の陰陽論ですが、その言わんとしているところは「世界は陰(拡がる力)と陽(収縮する力)のダイナミックなバランスによって構成、展開されている」というもので、至ってシンプルな考え方でもあります。
陰とは、上に延びる、拡がる、軽さ、温度の低下、活動力の低下など、拡散と希薄さによる状態への誘導を行い、陽はその逆に物事を仕向けるというふうに解釈されています。

この二つのせめぎ合いが世界を形作りそして機能させ、人も体もまた同じ法則によって左右されている。
この前提に立って養生法を説くのがマクロビオティックというわけです。

桜沢は多少強引な解釈を織り交ぜながら、しかしそれ以上の強引さをもってこれを流布したわけですが、詳しくは彼の著書をお読みになることをおすすめします。

基本的に東洋人の世界観に陰陽論はなめらかにフィットしますから、違和感なく受け入れることができるものであると私も思います。
ただその説明はこの手の理論、主張の常で矛盾が皆無というわけではなく、現代人が冷静な判断とともに受け入れるには多少の無理があります。

では実際はどうなのでしょうか。
これは概ね「効く」と言っても差し支えありません。
もちろんどんなものでも解決できるなどという戯言を申し上げているわけではないのです。

日常の管理において、体内で起きる熱循環の問題というのは、思いの外健康であるために重要な要件であるわけです。
平たく言うと「冷え」と「火照り」が最適化された状態でなければ長期的には問題が大きくなります。

この問題を短期的、長期的に管理する方法論として、私はマクロビオティックを試すことを勧めます。
具体的なアプローチは次回以降に譲りますが、できれば関連書籍を購入されてご自分でものにされる方がより理解が進むと思われます。

マクロビオティック 3

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