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活性酸素をはじめとするラジカル類は血管内を流れる一酸化窒素やホモシステインなどとも反応し、血管内の酸化反応や外壁のコラーゲン分子の架橋をおこさせやすい(=硬化が進む)ので、貪食細胞が活躍するタイプのヒトは動脈硬化にもなりやすいのです。

だから高すぎるのはまずい、というのは本当ですが、低すぎても動脈硬化以外のリスクが思いっきり上がります。
なんとなれば細胞膜、特に神経系はこの依存度が大きい、が柔軟性を失いやすくなるからです。

細胞の構造に重要な役割を果たすコレステロールが極端な低値を取ると、負荷分散能力が低下します。
構造上の負荷吸収力の低下は、その影響が核にまで及んでいるため非常に好ましくないと言わざるを得ません。

というわけでガイドラインの下限より下回る数値はあまり歓迎できることではないのです。

HDLはLDLとは反対に高比重タンパクという意味ですが、油が少なく、余ったコレステロールを肝臓に運び込む役目をします。

胆汁も小腸で再吸収が行われ、コレステロールは再利用が行われるとても大切な栄養素であると言うことがわかります。

コレステロールは必要な量を肝臓で作りますので、あまり低脂肪の食事が続くとコレステロール合成に肝臓が疲れてしまうこともあり、そのあたりのさじ加減は「ほどほど」というのが大切のようです。

またその合成過程にはメバロン酸経路などが含まれており、電子伝達系に必要なCoQ10の合成に必要なものです。
あまり押さえすぎるとこの合成物を必要とするATP産生や心臓も少し大変かもしれません。

高すぎてまずく、低すぎても良くない。

あまり嫌わずに(禁止されていなければ)時々油っぽいものを食べるのも必要かもしれません。

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