静脈洞

静脈洞について

硬膜などで形作る、脳脊髄液などの吸収槽。
頭蓋硬膜は二重構造になっていますが、外側は頭蓋骨の骨膜として、内側は大脳鎌などの膜構造物になっています。
この内外の膜の隙間が静脈洞を形作っていて、内部にくも膜顆粒などの吸収構造を備えています。
脳室などで生成された脳脊髄液は、中枢神経系エリアにあるこれらの膜間構造に入り、静脈血と一緒に頚静脈孔から頭蓋外へ排泄されます。