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血管について2

原則血液というのはあるところに無理矢理押し込まれるわけではなく、送り出されて少なくなったところに吸い込まれるように流れ込むものなのです。
当然心臓のポンプ圧だけでは不十分で、血管そのもの蠕動運動だったり、筋肉のポンプ作用を利用しながら血液を移動させます。
特に足から心臓に戻るには、ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が十分に働いていることがその条件となります。
あまり歩かないとはふくらはぎが弱くなって、心臓に十分血液を返すことが難しくなります。
そうなると邪魔になった水分を皮下リンパに置き去りにするのでむくみが出やすくなります。
またポケット構造は上がりきれない血液に押されて血管を広げる結果を招きます。
これが静脈瘤というこぶのできる原因だと言われています。

またスターリンの法則によって、還ってきた血液の量に応じてしか新しい血液も送り出されないので、ますます血行に問題が出やすくなります。
むくみなどが起きると非圧縮性の水によって押さえつけられた部分の排液を促すために部分的に血圧の上昇などが起きてきます。
動脈はその圧力に耐えるべく、外層のコラーゲンを分子架橋によって強化、硬化させます。
この硬くなった血管はスムースに血液を通さないので、また圧力の上昇を必要とするかも知れません。
もちろん血管に負荷をかける要因は血圧だけではありませんが、上記のようなことも重要なのです。

人は血管とともに老いる
誰が言ったのかは忘れましたがけだし名言であると思います。

血管はなぜ老いやすいのか。
それは血管がタンパク質の代謝状況ともろにリンクしており、酵素反応が落ちる40才以降はきわめてまずい状況におかれやすいからです。
また流体である血液の圧力を四六時中受けており、運動量の低下と相まって無理をかけ続けやすい器官であるというのもその理由のひとつでしょう。

適度な運動、適切な食事と睡眠。
毎度のことながら血管の健康もここが重要みたいです。

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