神経系について6
神経系について6
視床という、感覚のスイッチボードに届けられた痛みはそこから脳の各部に振り分けられます。
また同時に痛み感覚に伴う情動の励起は痛覚と併走して幅広いネットワーク網に届けられることで起こります。
これらが一緒に処理されて初めて「この痛みに対するリアクション」が決定されます。
感覚の発生は意外と敏感な反応を示しますが、それを処理する脳はいろいろな要素によって受け止め方を変化させることができます。
脳という部分はそのような芸当ができる、かなり大きな感覚処理システムであると言うことですね。
大食い気まぐれでしかも何かと環境にシビアなうるさ型の臓器ですが、他の部分ではまねのできないことをやってのけているのです。
改めて書いてみて、「神経系ってすごいな・・」と感心してしまいました。
機会があればまた改めて掘り下げてみたいです。