神経系について1
神経系について
知っているようで意外と知らない。
専門家以外にとっての神経系とはそのようなものらしいのです。
わたしも神経の専門家というわけではありませんが、その働きの精妙さにはいつも驚かされるばかりです。
では(わたしの知っている範囲ですが)その一端を覗いてみましょう。
その働きを一言で言うと「情報のやりとり」が一番大きいものといえるでしょう。
まず末端で拾った変動を受容器というセンサーが電気信号に変換します。
神経系がその情報伝達を行うに当たっては、電気を発生させて伝達をしています。
それは神経細胞の内側と外側のイオンを入れ替えることによって起こる「脱分極」という現象が背景になっています。
詳しく書くと(わたしも皆さんも)大変なので、部分で起きた電気が次々と広がり伝わっていく、と考えください。
それが次々と中枢に向かう形で伝えられ、脳が他の反応と一緒に処理して初めて「感覚」が生まれます。
またこの「感覚」というは、伝えられた電気信号の量や強度とは別に、脳内の状態によって大きく左右されます。
うれしいときにはあまり痛みを感じないし、感じても気にならないものですよね?