痛みについて8
痛みについて8
さてこの筋肉に起きる痛みについてはいくつかの種類があります。
1.スポーツなどで起きる筋肉痛
これを経験したことがない人の方が少ないのではないのでしょうか。
使ったことのない筋肉を使うことで起きる痛みです。
筋肉をいつもより強い負荷の領域で使うと、カルシウムイオンの過剰流入によって筋繊維が壊れます。
このとき細胞の中にある酵素やミオグロビンが血中に流れ出します。
この流れ出した酵素がトリガーとなって炎症物質や発痛物質が作られます。
また壊れた筋繊維にはさらなるカルシウムイオンの流入が起き、タンパク分解酵素を刺激して筋の破壊を促進します。
ただ筋の肥大はこのとき起きるものであるとする説もあります。
壊れてカルシウムやら乳酸やらでいっぱいになった筋繊維を膨らませて濃度を薄めようとする、らしいのです。