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痛みについて5

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痛みについて5

では、実際問題として蝶形骨を“動かす”ことができれば、あるいは硬膜の緊張をコントロールできれば痛みというのは消えるのでしょうか。

頭もしくは顔面などを強く打ったり、揺らしたなどの直接的外傷による可動制限の場合は「動かすことができれば問題も解決」となることが少なくありません。

しかし可動制限の背景が不明の時、動かしたところで解決の糸口にすらならないこともしばしばです。

端的に言うと原因をピンポイントで突き止めることができないからですが、それを毎回正確に行える人にわたしはまだであったことはありません。

原因を完全に絞り込めない。
これは意外かも知れませんが、ほとんどのケースで当てはまることです。
しかしここは勘違いしていただきたくないのですが、だからといって治良が無効である、というわけではないのです。
原因の解明が“そこそこ”でもきちんと楽になるケースの方が多いのです。

以前にも書きましたが、原因の解明というのはある種の解釈問題を解いた結果なのです。
言い方をかえると「どの角度からみても間違いなく“それ”だ!」と言える例はきわめてまれであるというわけです。

というわけでメカニズムの説明はともかく、痛みの一部は治良に対してよく反応し、さらにその何割かは根治したと言える経過をたどることはよくあります。

この現実を考えるとき、痛みという感覚が必ずしも合目的な反応の結果ではなく、しかも複雑なシステム同士の絡み合いから生まれたモノであることがわかります。

痛みの研究は今もあちこち続いていますが、生活に影響を及ぼすレベルの痛みに対して、一日も早く完璧な対応策が生まれることを願うものであります。

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