治癒
治癒について 1
プラセボに関連して「治癒」という現象を少し考えてみます。
現在ホメオパシーという方法が、生理活性無しでありながら誇張を持って利用者を増やしておりケシカランとして、官庁までが出張ってきて大変なことになっています。
この「生理活性無し」というのは、ホメオパシーの言うレメディを飲ませても何ら体内の物質やマーカーに、彼らの主張するようなあるいは体の調子を変えうるような変化をもたらさない、という意味です。
以前状況的にみてレメディの効果としか考えられない現象を目の当たりにしているので、そのメカニズムの説明はともかく、個人的には「無効である」とは思いません。
私が考えたいのはこの「生理活性無しの治癒」というモノがあり得るのかどうか、ということです。
そのようなモノはないし、あってもそれは規定できない。
科学的にはそうなるでしょう。
治良をして楽になる、あるいはその問題が解決して「治った」とします(これは日常的によくあることなのであえて例を挙げません)。
そのときおそらく普通にチェックをしても「何がどのように作用したのか不明」となるでしょう。
生理活性物質の反応もおそらくは陰性だろうと予想されます。
ではその「楽になった、治った」という事実をどう考えるべきなのでしょうか。
可能性としては以下があげられます。