意識について2
意識について2
もう少し例えを変えてみます。
カラダの要求という“圧力”が、本来静かなあるいは穏やかにうねっている水面に立てた、大小の波が意識というもの他ならない、と考えるのは無理があるでしょうか。
周囲の状況になめらかに反応しているカラダ。
そのカラダがあげてきたレポートを素直に理解して、適切なリアクションを返すよう指示するアタマ。
このようなスムースなサイクルが繰り返されているとき、アタマの中であまり難しいことを考える必要はなく、ごく当たり前のそして最小の労力で最適な指示を下すことができるはずです。
しかし物事がスムースに流れていかないときほどアタマとカラダが作る水面は波立ち、乱れて収拾がつけにくくなります。
同時にカラダの要求をアタマが処理した結果生まれるのが意識だとするなら、完全にシャットアウトすることは不可能であると思われます。