原因
原因について
これはここをお読みになっている方たちがもっとも知りたいことではないかと思います。
事実ありとあらゆるモノ、事柄、経験、その他諸々が影響を与えます。
食べ物はもちろん、過去の怪我、トラウマ、人間の思考、残された記憶、etc...。
これらストレス状態を引き起こすものを「ストレッサー」と呼びます。
ストレッサーはどのような反応を引き起こすのでしょうか。
これが発生すると脳や内分泌系はすごく忙しくなります。
ある意味緊急状態なので、それにあわせようと制御系ががんばるのです。
具体的には血圧が上がったり、呼吸がせわしくなったり、次のストレスに備えて神経系が興奮したりします。
一過性のものであり、かつ安定した状態であれば、プレッシャーが無くなると同時に復帰が始まり、そのうち元の状態に戻ります。
しかしコンディションがいまいちだったり、プレッシャーに長くさらされていたりすると、緊急状態、つまりココロやカラダの緊張を解くことが難しくなります。
血管は長期間高い圧力がかかると、内壁はめくれ上がるように変形し、コレステロールを取り込んだ貪食細胞の残骸(泡沫細胞)の沈着を許しやすくなります。
外壁は高い圧に耐えようとしてコラーゲンの分子同士が強く結びつく架橋という現象が起きます。
その結果、血管は全体に古くなったゴムホースのように、硬くもろくなります。
せわしい呼吸は交感神経を緊張させ、これを治めるために副交感神経系が休む間もなく働きます。
その結果、自律神経系はその主な働きである最適化という機能を低下させるでしょう。
脳はどうでしょう。
絶え間なく興奮しているため、興奮物質のグルタミン酸がいつも以上に産生されて使われているかもしれません。
常に興奮物質を押しつけられた受容器はあっという間に疲れはてて機能しなくなり、繊細な働きが難しくなると言ったことも考えられます。
その他あらゆる交感神経緊張状態が励起され、エネルギーは消耗されます。