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カルシウム

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カルシウムについて

他でも書きましたが、元々ミネラルは五大栄養素(と今もまだ言うのかどうかはわかりませんが)の中のひとつで、炭素、水素、酸素、窒素以外の必要微量元素のこと指します。

その中で体内最大蓄積量であるのがカルシウムです。

その99%は骨にあり、必要に応じて血液の中に放出されたり、あるいは逆に吸収されたりします。

カルシウムは主に以下のホルモンによって出入りを調節されています。

・副甲状腺(上皮小体)ホルモン
主に骨と腎臓でよく働きます。
骨では血液中にカルシウムを放出させ、腎臓では遠位尿細管というところでカルシウムの再吸収を促し、血中のカルシウム濃度を保たせようとします。
またリン(P)とのバランスをとるのもこのホルモンの役目です。
リンとカルシウムは拮抗関係にあって、どちらかが増えると片方は減ります。
コントロールのトリガーは血中カルシウム濃度、同マグネシウム濃度などで、興奮状態つまり交感神経が緊張しても骨から血液中に放出を促します。

ビタミン
紫外線を浴びることによってコレステロールをベースに作られるタイプと、食物から得られるタイプがあります。
いずれも体内で酵素の働きによって活性型(体内で使える形)に変化します。
副甲状腺ホルモンとは逆に、血液中から骨などにカルシウムを移動させ、骨形成を促します。
これが足りないと骨が硬くならなくなり、くる病発症のリスクが高くなります。

・カルシトニン
甲状腺から出るホルモンで、他の甲状腺ホルモンと違って血中カルシウム濃度のフィードバックがその放出トリガーになります。

またマグネシウムとのバランスも最近取りざたされており、カルシウムマグネシウムが1:1に近づくほど心筋梗塞、動脈硬化などのリスクが低くなることがわかっています。

体の構造に直接関わるのみならず、神経系の伝達システムや筋肉の収縮メカニズムに深く関わっていて、このバランスが崩れるときわめて深刻な事態を短時間に招くこともあります(例:低カルシウム血症による痙攣)。

ただ、この重要なミネラルに対してきわめて敏感な反応をしてしまうタイプの人が、今の日本にはどんどん増えています。
いわゆるアレルギー反応なのですが、これは早急に対策を講じる必要がある、やっかいな問題でもあります。
一度ミネラルチェックをしておくことをおすすめいたします。

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