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胆嚢

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胆嚢 

胆嚢については胆汁についてで一度書きましたが、ここ最近まだこの問題が目立つようになってきましたので、少し詳しく書いてみます。
とはいえ病理などは他で詳しいので省略し、ワタシ自身の経験をベースに書いてみます。

実は私も胆嚢に弱点を持っております。
若い頃飲酒したあとは右悸肋部(脇腹の上あたり)が重くなり、ひどいときにはいきなり激痛が走り、立っていられなくなることもしばしばでした。
また、あるときは動くどころか呼吸もできなくなるくらいの激痛でしたが、何とか治まったのを覚えています。

胆石症とまではいかないものの、明らかに胆嚢炎の症状であったと今になって思うのですが、放置しておいたあたりはずいぶん無茶をしたなと反省しきりです。

通常、外分泌系や排泄系が詰まると非常に痛みます。
胆石しかり、尿管結石しかり、です。
その激痛たるや脂汗ものなのですが、それがとれてしまうとまるで何事もなかったようにけろっとしています。

では兆候というか前兆のようなものはないのでしょうか。
実は結構あるのですが、ここで私の臨床上よく出会う兆候を書いてみます。

・肩こり
多くは右の肩から上肢、特に前腕橈骨神経付近(肘のすぐした)のだるさがみられます。
ひどいものになると違和感で眠れなくなり、肝機能の問題と相まってかなり消耗してきます。

・右親指と人差し指の間の圧痛
合谷と呼ばれる経絡ですが、ここは排泄系の経絡でもあり、胆嚢における胆汁の排出にも関係しています。
むやみにもむのはどうかとは思いますが、押してみて鋭い痛みがあるようなら気をつけてみるべきでしょう。

・右腋窩の重苦しさ
正確には肩胛骨を覆う筋肉、三角筋後部繊維棘上筋、あるいは前鋸筋広背筋という筋肉に緊張が出ます。
特に棘下筋に関しては上手にマッサージをすると体が軽くなるのが実感できます。

・右下腿外側のだるさ
膝と外くるぶしを結ぶ部分長腓骨筋になんとも言えないだるさや痛みが出やすくなります。
ちなみに内側側は肝臓の負荷を軽減するに役立つ部分があり、少し骨は必要ですがセルフケアが可能です。

またオーバートレーニングなどでもダメージを受けることもあり、そのときは尿の色が濃いものになります。

直接当該部位、この場合は肋骨下の肝臓周辺やその奥に手を入れるのはリスキーなのですが、少し離れたところを上手に緩めると結構楽になることも多いです。

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