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股関節

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股関節

仕事柄なのでしょうが、最近「股関節」という言葉が耳や目に入ってくることが多いように思います。
健康志向が進んできたのか、はたまた体力の衰えが叫ばれるからなのか、体重を支える関節としての重要性が見直されてきているようです。

股関節の屋根、これを寛骨臼と言います。
丸い部分は大腿骨頭と言います。

大腿骨頭も寛骨臼も乳幼児期には十分に固定あるいは成長しておらず、軟骨部分が透けて見える画像をご覧になったことがあるかと思います。

ここを支える主な筋肉としては、

梨状筋、大臀筋、中殿筋、小殿筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、腸骨筋、大腰筋、縫工筋、大腿筋膜張筋、内転筋群、

などが挙げられます。

構造上、可動域は決して小さくない関節なのですが、体重を支える関節だけにその周囲の筋肉は強固なラインナップになっています。
それ故に訓練をしていないとすぐに動かなくなるというのも、この関節の特徴と言えそうです。
またハムストリングスは鍛えるのが難しいので、必然的に大腿四頭筋、あるいは大腿筋膜張筋といった前面あるいは外側の筋肉に頼ることが多くなります。
これは腰方形筋や大腰筋の緊張を招きやすくなり、腰痛の一因ともなります。

私が昔教わったアプローチに「腰痛は股関節を疑え」というものがありました。
腰の問題は股関節に起因することが少なくない、と言うことをよく先輩から言われた覚えがあります。
事実腸骨大腿靱帯や大中小の臀筋、梨状筋などをマッサージすると、臨床上出会う腰痛の70%以上が緩和されるように思われました。

考えて見ればそれも道理で、大腿四頭筋が緊張続きであれば、その協調筋である腰方形筋は常に緊張を強いられます。
これをフォローするために臀筋群は常時リラックスできず、骨盤周辺の理想的なアライメントは望むべくも無くなります。
この臀筋を緩める操作をすれば即効性があるのは当然なのかもしれません。

当然腰方形筋だけが反応するわけではありませんが、比較的ですが直接そして強力に作用する筋群であることもまた間違いありません。

これらの反応が常に体重支持のバランスに関与しているため、股関節の状態というのは私たちの姿勢や動きに大きく関係してきます。

股関節 2

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