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神経痛

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神経痛

神経が何らかの原因で過剰興奮し、神経走行に沿った痛みが出現することを指します。
有名なところでは肋間神経痛坐骨神経痛、三叉神経痛などがあります。

最も多い原因としては

感染症
ウィルスや細菌による神経炎です。
帯状胞疹などはこれにあたり、水疱症のウィルスが肋間神経根に隠れていたのが、免疫低下とともに暴れ出します。
すごく痛みます(経験済み)。

・物理的負荷
坐骨神経は梨状筋の下を走っていますが、この梨状筋が萎縮し膨らみを失うと、坐骨神経叢を圧迫し始めます。
結果、知覚と運動を司る神経に負荷がかかるので、痛みと筋萎縮、筋力低下が同時に起きます。

・硬膜レベルの問題
脊髄という中枢神経はその全長で硬膜という膜組織がセットになっています。
また脊髄はその枝を方々から出していますが、その枝の途中まで硬膜を「袖」として付き添わせています。
この硬膜あるいは硬膜袖が物理的機能的に制限を受けると、中を通っている神経繊維はその断面積を減じる傾向があります。
断面積と情報量は比例関係にあるので、場合によっては押さえ込まれている電気信号が不定期かつ大量に流れることがあり、痛みの一因となり得ます。

・その他
痛みはその大半の最終処理を脳で行いますが、ここもしくはその経路のどこかにエラーが発生していると、さほど大きくない刺激も痛みとして処理してしまうことがあります。
これは精神や心のありようとは関係が無く、脳という臓器の問題ととらえるべきことのお話です。
また、心理面の負荷がある場合は、心療内科などで投薬を受けて楽になることがあります。

私事ですが、15年以上前、帯状胞疹を経験しました。
これは痛かったです、本当に。
一日中、それこそ昼も夜も痛みでまんじりともできず、ずいぶんやせてしまった覚えがあります。
当時まだそれほど技術がなかったのですが、それでも自己流あるいは昔習ったことを必死でやってみたら、四日目くらいから大分楽になり眠れるようになりました。

炎症性の場合、適切な冷却が肝心ですが、「冷やしてみたら痛くなった」という場合はこの限りではありません。
こういったケースは非炎症性で、暖めると痛みが軽減することが少なくありません。
ただ直接その箇所に炎症がなくても、遠因としての炎症があることはありますので、的確な診断は欠かせません。

また物理的負荷、あるいは硬膜レベルの問題を抱えているとき、手技療法によるアジャストメントは大いに効果を発揮します。

いずれにしても原因をきちんと把握しないと投薬もアジャストも威力半減となります。

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