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活性酸素について5

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活性酸素について5

この困ったちゃんで強力な武器にもなる活性酸素
いくつかの種類があります。

・スーパーオキシドアニオンラジカル
あらゆるところで発生する、ある種の副産物的な活性酸素
SODという酵素で過酸化水素に転換されます。
SODは銅亜鉛タイプとマンガンタイプがあります。
また糖尿病などで増える不安定な糖と結びつきやすく、糖尿病病態の背景の一つになっています。
亜鉛と銅のバランスはトレードオフの関係にあり、片方が多いと片方が不足するようになっています。
また、近年ポリリン酸を使った加工食品が多くなっていますが、これは亜鉛の吸収を妨げる原因にもなっていて、亜鉛不足による様々な問題が取り上げられています。
因みに亜鉛不足による問題は
インスリンの合成障害
免疫力の低下
精力減退
神経精神症状
他多数
などの多岐にわたります。
それもそのはず、体は3000種類を超えると思われる亜鉛酵素を必要としているのですから。

・過酸化水素
SODによって転換された強力な酸化物質ですが、きわめて寿命が短いこと、分解酵素が豊富なことであまり害は及ぼしません。
本体は酸素を余分に抱えた水、のような化学式で、余った酸素を放出して活性酸素を発生させやすいものとなっています。
分解酵素は次の二つ。
カタラーゼ:マンガンを含む活性の高いタンパク質
マンガンは亜鉛と同じく酵素活性への貢献度が高く、不足はきわめて深刻な事態を招きます。
ごまや植物の種子に多く、海苔や大豆、玄米などにも多く含まれます。
グルタチオンペルオキシターゼ:セレン酵素。
セレンはビタミンA.C.Eと協調して働き、重金属に対する好ましい反応を促進してくれます。
土地によって含まれるセレンの差が大きく、不足したところではがんのリスクが上がるというレポートもあります。
また、不足と過剰の間(最適量)の幅が小さいのも特徴です。
日本は概してセレンの含有量に恵まれた土地が多いので、不足に関してはあまり心配がいらないと言われています。

活性酸素について6

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