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動脈硬化について

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動脈硬化について

遺伝的に血圧高めのわたしにとっては、まったく人ごとではないどころかかなり気になることです。

今回は医学的と言うよりは、分子栄養学的な説明を中心に調べてみました。

動脈も静脈も血液をスムースに通過させるために波打つような動きを起こしています。
それは自ら行う(能動的)ことでもあり、圧力変化に対応した結果(受動的)でもあります。

柔らかい血管は、ほんの少しの圧力をかけるだけで血液が通っていきますが、硬い血管は高い圧力をかける必要が出てきます。

血管内には肝臓で作られたコレステロールやそのエステルはリポタンパクに乗って各組織に運ばれます。
これをLDL(俗に言う悪玉コレステロール)と言います。
このとき血管内が酸化されると血管の内側からマクロファージが出てきて、これらの酸化LDLを取り込みます。
これが硬い泡のような”泡沫細胞”になり、内皮細胞の下に蓄積されます。
ここで生理活性物質が内膜の平滑筋に影響を与え、徐々に筋肉の硬化、増殖が開始され、動脈硬化の初期状態が作られることになります。

さて、いったん硬くなった血管に血液を行き渡らせるため、体はいろいろな策を講じます。

これを血圧降下剤との関係からみてみましょう。

降下剤にはいくつか種類があります。
まず酵素阻害剤。
アンギオテンシン(血管緊張因子)が酵素によって1>2へ変換されると動脈(アンギオ)を緊張(テンシル)させます。
この転換酵素を阻害するのがACEと呼ばれる薬です。
似たような効果をもつものにARBというのもあります。

次にCa拮抗剤。
筋肉の緊張にはカルシウムイオンの移動が必須ですが、このカルシウムイオンの受け皿と結びついてカルシウムの代謝を邪魔します。
結果、血管に筋肉は緊張しづらくなり血圧が下がります。  

動脈硬化について2                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

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