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交感神経性異栄養症

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交感神経性異栄養症について

本来は骨折、ねんざ、打撲などの外傷をきっかけに慢性的な痛みや浮腫、皮膚温の異常、筋の萎縮を含む異栄養症=ジストロフィーなどを起こしたやっかいな状態を指します。
しかしcase1にあったように、直接の打撲などが無くとも異常な状況下で使われ続けるということは、損傷もしくは損傷につながる準備状態で筋繊維が収縮を繰り返すということでもあります。

このようなパターンにおいては痛みのエラーループによる悪循環が形成されやすく、筋肉はその正常なテンションを維持できなくなります。
損傷後の局所的なシステムエラーから脱出できずにいる状態、とお考えください。

なお、筋繊維痛症など、全身に及ぶものはこのカテゴリーには含みません。

また名前の通り、交感神経系の問題を含み、この結果である血管運動障害を伴うのを特徴としています。
損傷が発生すると中枢神経系にその情報が伝達されます。
中枢神経系は交感神経に緊急状態であることを教え、事態に対応すべく全身の筋肉の緊張が惹起されます。
交感神経支配下にある血管壁も緊張し血流が悪くなりますが、このとき炎症が必要な損傷箇所にまでその影響が及ぶことがあります。
ここで血液や酸素の供給が押さえられた損傷部位は酸素や養分を十分に受け取れなくなり、なかなか問題から立ち直ることができなくなります。
その結果、損傷部位の発痛物質の放出は続き、痛みのために動かすことが困難になるため、ますます治癒が難しくなるという悪循環に陥ります。

このタイプの痛みを抱えた人は意外と多く、薬などが効きづらいため、生活に支障が出やすい痛みの一つとされています。

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