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マクロビオティック 4

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マクロビオティック 4

陰陽のダイナミックなせめぎ合い。
わかったようなわからないような言葉です。

人体においてこれを実践させると確かに“何かが”変わります。
それが何であるのか、客観性のある説明は難しいですが、マクロビオティックが実用的な養生方であることだけは間違いありません。

ではその運用方法とはいかなるものなのでしょうか。

ダイナミックな方法論は少し置いておいて、身近なやり方を少し書いてみます。

陰陽とは冷えと火照りである、と書きました。
これはかなりいい加減な言い方ですが、それほど大きく外れた物言いでもありません。
また放っておくと自然と陰に傾くとも書きました。
これも状況次第ですが、概ねそのような傾向があると言っても差し支えないでしょう。
ということは、人の体というのは何もしなければ冷えていく傾向があると言うことになります。
では冷える、というのはどのようなことでしょうか。
平たく言うとエネルギー収支がマイナスと言うことです。
体内で生産されるエネルギーがどんどん少なくなっていって、ついには生命を維持できなくなる方向へ向かう。
大げさに書くとそのようなことになります。

このようなこともあり、桜沢をはじめとした指導者たちは陽性を是としたのではないかと、私は推測しています。

確かに部分的に熱循環が滞って結果として他の部分が冷えてしまう、というケースも相当な割合であるのでしょう。
ただ冷えのポイントの一つは消化器系統の血行不良を改善することなのですが、このことからもわかるように「暖かいものをとる」という、単純な方法が基礎になります。
また、その際多少の塩分を添加したほうがより即効性をのぞめるというのも、臨床上の事実と言えます。

あなたの手元に何もないとき、水道水でよいですから沸騰させましょう。
それを飲む。
つまり「白湯」を飲むのですが、食前食後、あるいは空腹時に飲むことで、あなたが冷え性ならば多少の回復がみられるはずです。
さらに自然食品店から買ってきた煮出すタイプの番茶(北海道ではほうじ茶を指しますが、あくまで番茶です)を飲んでみましょう。
これも効き目があります。
さらに慢性的に冷えがひどいときは、梅干しの肉を摺って醤油を加え、ショウガのすり下ろした汁を一滴加えます。
これは「梅醤番」といって、なかなかに効果的で、冷えてテンションが下がっているときなどは試してみる価値があります。
しかし血圧などに不安がある人は、白湯から始めてみるのが無難だろうと思います。

もちろんこれらのやり方は漢方と同じく「証=状態」の改善を目的としたもので、本来症状に対してカウンター的処置として行うものではありません。
しかしながら多くの方がこれをすることで何らかの改善と呼べる変化をみておりますので、頭の隅に書き留めておくのもよいでしょう。

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