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ハムストリングス

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ハムストリングス

わかりづらいのが大切だと言わんばかりの組織、器官の名称が多いですが、ハムストリングスは割とよく聞く名前ではないかと思っています。
大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋、つまり腿の裏の筋群を指します。
非常に鍛えづらく、それ故に年齢とともに衰えやすい部位でもあります。
40歳を過ぎた方ならおわかりかと思うのですが、ちょっとした段差から飛び降りるのが怖くなると言うことがありませんか?
若い頃なら何ともなかったのが、あるとき怖くて全くできなくなっているというのをよく聞きます。
これはハムストリングスが十分に荷重を支えられなくなっていることが、その原因の半分くらいを占めると言われています。

ちょっと実験してみましょう。
その場で普通に立ってみてください。
特段膝や腰に痛みがないことを確認してみてください。
準備ができたら、片方の膝を股関節はそのままに曲げてみます。
腿は伸ばしたまま、足首をおしりにつけるような動きです。
私はこれをやるとハムストリングス(特に半腱様筋)が猛烈につってくるのを感じます。
たったこれだけでこのざまなのですから、普段いかに使っていないかがよくわかります。
毎日走っていてもこれなのです。

そしておなじみのストレッチとして膝を伸ばした状態からの前屈があります。
これも絶対無理はしないこと。
筋膜が十分に安定的でないと、簡単に損傷を負ってしまいます。
どうです、きちんとできますか?
私は全然できません(泣)。

もちろんこれらの実験結果の原因をハムストリングスだけに求めることはできませんが、この部分の適切な筋力を保つことがいかに難しいかと言うことの一例です。

トレーニングとしてはジムに出向いてそれ用のマシンで鍛えるというのが、一番簡単で確実かもしれません。
しかし坂道を後ろ向きに上ったり、おりてくるときに十分に膝を曲げつつゆっくりとおりてくるという方法も有効です。
また上記の動き(たった状態から膝だけを曲げる)を一日数回やるだけで、筋力の衰えから来る腰痛や膝痛などを予防することの一助になるかもしれません。
また臀部のラインが下がってくるのも加齢の特徴の一つですが、これを少しですが防ぐ効果も期待できそうです。

要はやる気と創意工夫が大切なのですが、これを維持することが一番大変だろうと、三日坊主の私などは考えたりします。

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